第6章 脊椎動物にある匿名社会
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理論上は、ブチハイエナはにおいで群れを識別できる
個体を匂いで認識するのは感覚的にはわかる (うちの猫が初めて会う人の匂いを嗅いで何かを判断している感じがする)
ただ、群れを識別できる動物がいるというのは知らなかった。
若いマッコウクジラは、コーダとよばれる一連の短いクリック音を習得する。モールス信号のメッセージから一文字か二文字を抜き出したようなものだと思ってほしい。コーダはユニット社会によってわずかに異なる。ユニットが互いに接近するときにコーダを発する。どうやらこの音によって、互いのユニットを認識し、動きを調和させることが可能になるようだ
匂いだけじゃなくて音や声でも群れを判断できるのか。狼とかもそうなんかな?
視覚的なものじゃないから遠くからでも判断できるというメリットがありそう(匂いはどれくらい届くのか?)
ひとつのクランは数百のユニットからなり、それらは数千平方キロメートルの範囲に散らばっている。日常生活はユニット内で営まれるが、クランの一員であることも重んじられる。同じクランに属するユニットだけが互いに近づき、一時的に一緒に狩りをすることもある──一種の離合集散とみなそう
なんかむしろ現代の人間っぽさがあるな。。。数千平方キロメートルに渡るコミュニティが存在するが、日常生活はユニット内であり、あるコミュニティの一員であることが重んじられるみたいな。これが宗教とか思想といった感じというか。
イルカが魚を獲る手法を学習するのと同じように、クジラは年長者からクランに特有の手法を学ばなくてはならないのだ(20)。
学習していくし、それが積み重なっているっていうのが動物でもあるっていうの忘れがちだよなー。
クジラですら学習を積み上げているのに、おまえらときたら。。。()
狩りの方法自体が発展していくこともあるのだろうか。
クジラはわからないけど、チンパンジーとか鳥だと聞きますね。
すごい、ミームだ。
カラスは工夫してそう…
鳥は山火事などが発生したときに多くの動物が逃げることを見て、その行動を学んだと考えられるとのこと。さらに、火から逃げるという小動物の習性を利用して狩りをするという行為を、若い鳥が見て学んだ結果、火を使った狩りが代々受け継がれてきているのではないかを推察しています。